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TOKYO DRIVING JOURNAL

運転が苦手な人へ|安全に上達するための10の練習ポイント

運転席で初心者マークを持つ女性

運転が苦手と感じたら、走る回数を増やす前に「何が不安か」を分けてみましょう。発進、周囲の確認、右左折、駐車では、練習する内容が異なります。この記事では、有効な普通免許を持ち、運転を再開したい方に向けて、安全を優先した練習の進め方を紹介します。

1. 苦手な場面を一つに絞る

「運転全体が苦手」という状態から、困っている場面を書き出します。例えば「ブレーキが急になる」「左側の幅が分からない」「右折の判断を急いでしまう」などです。初回は一つの課題に絞り、できたことと確認が必要なことを分けましょう。

上達の速さや必要な回数には個人差があります。期限までに必ず一人で運転する、と決めるよりも、安全確認と操作を落ち着いて行えるかを基準にしてください。免許が失効している場合や免許条件に合わない車両では練習せず、先に手続きを確認します。

2. 走る前に姿勢と操作を確認する

安全に駐車した状態で、座席、背もたれ、ハンドル、ミラーを調整します。ブレーキを十分に踏み込めるか、無理なくハンドルを操作できるかを確認し、シートベルトを着用してください。適切な姿勢は、緊急時に強くブレーキを踏むためにも必要です。[1]

シフト、駐車ブレーキ、ライト、ワイパーなどの位置も出発前に確認します。車種によって操作方法が違うため、取扱説明書と講師の説明に従いましょう。ナビの目的地設定も駐車中に済ませ、走行中に設定を変更しないようにします。

3. 練習場所と同乗者を慎重に選ぶ

交通量が少ないだけで、安全な練習場所とは限りません。住宅街には見通しの悪い交差点や歩行者、子どもの飛び出しなどの危険があります。空いている商業施設の駐車場も自由な練習場ではありません。利用許可や規約、周囲の安全を確認し、目的に合う場所を講師と相談してください。駐車場でも車の陰に人がいる可能性があります。[2]

ブランクが長い方は、補助ブレーキの有無、使用車両、講習中の保険、緊急時の対応を確認してから受講を検討しましょう。家族や友人の同乗だけで安全が保証されるわけではありません。自家用車を使う場合は、保険の運転者条件・年齢条件も確認します。

4. 視線・ミラー・目視を組み合わせる

すぐ前の車や道路の一点だけを見続けず、進行方向と周囲の変化を確認します。ミラーだけで全てが見えるわけではなく、窓枠や車体の周囲にも死角があります。JAFの死角教材では、駐車、交差点、右折、合流など場面ごとの見えにくさを確認できます。[3]

車線変更や右左折では、合図を出せば進めると考えず、ミラーと必要な目視で安全を確かめます。確認の順序や目視の範囲は実車で講師に見てもらいましょう。後方を長く見続けて前方確認が途切れないようにすることも大切です。

5. 通常の減速と緊急ブレーキを区別する

通常の停車では、前方の信号や交通の流れを早めに把握し、速度と車間距離に余裕を持って減速します。滑らかさを優先するあまり、必要な制動が遅れないようにしてください。

衝突の危険が迫った場面では、ためらわず素早く強くブレーキを踏むことが必要です。ABSが作動してペダルに振動が出ても、停止するまでしっかり踏み続けます。普段の穏やかな減速と、緊急時の制動は分けて覚えましょう。[1] 公道や一般の駐車場で急ブレーキを試さず、体験する場合は専用の講習環境で指導を受けてください。

6. 交差点と横断歩道は安全確認を優先する

信号や標識を確認し、前の車について行くだけの運転を避けます。後続車を気にして、十分に確認できないまま交差点へ入らないでください。迷った曲がり角を無理に曲がるより、進める経路へ進み、安全に駐車できる場所でルートを確認し直します。

横断歩道へ近づく際は、横断する人がいないことが明らかな場合を除き、直前で止まれる速度で進みます。横断中または横断しようとしている人がいるときは、横断歩道の直前(停止線がある場合はその直前)で一時停止し、通行を妨げてはいけません。[4]

7. 駐車は途中で止まり、確認し直す

一度で枠に入れることより、人や障害物との距離を確認することを優先します。バックカメラやセンサーだけに頼らず、周囲を確認しながらゆっくり動かし、位置が分からなくなったら止まります。車の前側が振り出す範囲にも注意してください。

切り返しを失敗と考える必要はありません。降りて距離を確認するときは、先に車を確実に駐車状態にし、電源や駐車ブレーキなどを取扱説明書に沿って操作します。人を車の直後に立たせて距離の目印にするような練習は避けてください。車両感覚は車種や座席位置によって変わるので、目印を全ての車に当てはめないようにします。[5]

8. 緊張や疲れが強い日は無理をしない

出発前にルートと休憩場所を確認し、時間に余裕を持たせます。呼吸を整える、軽く体を動かすなどの準備は、安全に駐車した状態で行ってください。走行中に目を閉じたり、リラックスのための動作へ注意を集中したりしないようにします。

眠気や疲労を我慢して練習を続けないでください。睡眠不足の日は運転を控え、運転中に眠くなったら安全に休める場所で休憩します。窓開けや音楽だけで眠気が解消したと判断せず、回復しない場合は運転を中止しましょう。JAFも、疲れを感じる前に休憩することを案内しています。[6]

9. 動画やゲームは実車練習と分けて使う

動画は、危険が潜む場所や交通ルールを事前に考えるために使えます。例えばJAFの駐車場の危険予知教材を見て、「どこから人が出てくるか」「いつ速度を落とすか」を考え、講師との振り返りにつなげましょう。[2]

市販の運転ゲームで高得点を取れても、実車の操作、安全確認、距離感を習得したとは判断できません。ゲームやVRだけで運転技能が身につくという断定は避け、実車の指導を受けて確認してください。教材の閲覧やメモは運転中に行わず、助手席からの観察でも運転者の集中を妨げないようにします。

10. 振り返りを次の練習と講習相談につなげる

練習後は「今日できたこと」「判断に迷った場面」「次に確認すること」を一つずつ記録します。走行距離や時間だけで上達を判断せず、確認を省略せずに操作できたかを振り返りましょう。難しい道路、夜間、悪天候へ一度に進まず、講師と相談して条件を段階的に変えます。

講習を選ぶときは、希望するルートや駐車場で練習できるか、講師の説明が理解しやすいか、料金・追加費用・キャンセル条件が明確かを確認してください。保険料の割引など、確認できない特典を前提に選ばないことも大切です。

東京ドライビングサポートでは、運転再開の不安や練習したい場面を事前に伺います。初回レッスンの流れと料金・コースをご覧いただき、ご自身の目的に合う内容をご相談ください。

参考資料

  1. JAF「急ブレーキ」踏めますか?
  2. JAF 駐車場に潜む危険の予測と危険予知教材
  3. JAF クルマの死角
  4. 警察庁 横断歩道は歩行者優先です
  5. JAF 車両感覚を身につけるには
  6. JAF 居眠り運転を防ぐには

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